YouTubeの低評価数(bad、dislike)は2021年11月10日(米国時間)に非表示になりました。クリエイターに対する誹謗中傷や炎上対策の一環でしょう。
ただ、クリエイター側のマーケティングの観点から見ると、低評価率は動画作りの参考になる貴重なデータでもあります。低評価率が高ければ動画の方向性を見直す機会にもなりますし、低評価の数が0に近ければ逆に広がりがないとも考えられるからです。。
当記事では視聴者側、クリエイター側双方から低評価数を確認する方法をお伝えします。
評価数を確認する方法
視聴者側、クリエイター側の両方の確認方法を解説していきます。
視聴者側から確認する方法
結論から言うと、視聴者側から低評価数を確認する術はありません。
巷で言われている、ブラウザGoogleChromeの拡張機能「Return YouTube Dislike」を使うと、低評価数の類推だけは可能ですが、実際の低評価数とは異なります。
なぜ、「類推」なのかというと、この拡張機能を入れているユーザーだけが評価した高・低評価数の割合で低評価数が決めているからです。公式サイトでもこう謳われています。
The more users that use the extension, the more accurate it will be
例えば、「Return YouTube Dislike」を使っている15人の人がAという動画をそれぞれ高評価10件、低評価5件で評価したとします。
高評価数 | 低評価数 | |
本当の評価数 | 100 | 20 |
Return YouTube Dislikeユーザーの評価 | 10 | 5 |
Return YouTube Dislikeユーザーに表示される評価 | 100 | 50 |
Return YouTube Dislikeユーザーの高・低評価の割合は10:5(2:1)。公表されている高評価数が100なので、そこに2:1を割り当てると、低評価数は50に類推されると、そういう仕組みになっているわけです。
こうした拡張機能を入れるあえてユーザーは、基本的に低評価を押す確率が高いユーザーであると推測できますので、実態の数値とかけ離れることが多く、あまり意味のない評価数になりがちです。
クリエイター側から確認する方法
YouTube Studio管理画面内の「動画の分析情報」から評価数を確認できます。
アナリティクス > 確認したい動画 > エンゲージメント > 高評価率(低評価比)の「詳細」の順にクリックします。そうすると、次のように高評価・低評価数が確認できます。
評価率はコンテンツ作成の鍵
YouTubeの高評価・低評価を調べる方法を解説しました。
YouTubeはTwitterのように炎上しやすいプラットフォームでもありますので、低評価数を気にしすぎるのは精神衛生上よくありません。
ですが、冒頭でも述べたとおり、評価率はコンテンツがユーザーにどのように受け取ってもらえているかの重要な基準にもなります。今後の動画作成の方向性を考える上でも貴重なデータにもなるので、たまにチェックするのは大切なことかもしれませんね。
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