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指定したSMTPサーバを使ってメールを送信できるようにするWP Mail SMTPプラグイン

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基本的にレンタルサーバー上から、プログラムによってメールを送ると、迷惑メールになる可能性が高くなります。また、安いレンタルサーバーでは、一日に100通以上はメール送信できなかったりします。
1000円~3000円くらいの価格で借りることができるサーバーであっても300通程度に制限されていることが多いです。 そのような時はこの記事でご紹介する「外部のメール送信サーバー(SMTP : Send Mail Transfer Protocol) を使うことになります。

WordPressでフォームを設置したり、何らかの通知メールを使う場合、SMTPサーバー設定を行うことがオススメです。レンタルサーバー、ドメインの仕組みから、メールが届かない場合などにも有効です。

メールを送受信する仕組みについて

メールを送信する手順が「SMTP」

「SMTP」
「Simple Mail Transfer Protocol(シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)」の略で、メールを相手のメールサーバーまで届ける仕組みのこと

メールを受信する手順が「POP」

「POP」
「Post Office Protocol(ポスト・オフィス・プロトコル)」の略で、ユーザ-がメールサーバから自分のメールを取り出す時に使用する仕組みのこと

WP Mail SMTP by WPFormsをインストール

WP Mail SMTP

管理画面からのインストール

  1. 管理画面 プラグイン > 新規追加
  2. 検索窓に「WP Mail SMTP」と入力
  3. 今すぐインストールをクリック
  4. 有効化をクリック

検索結果での表示例

編集画面から、 設定 > WP Mail SMTP と移動する

メール詳細設定を行うメール詳細設定を行う


まず基本的な設定です。メールの差出人メールアドレスである「From Email」、差出人の名前である「From Name」を入力します。メールアドレスは省略するとデフォルトで設定されているメールアドレス、名前を省略すると「WordPress」になります。

そして「メーラー」は「WordPressの全てのメールをSMTP経由で送信する。」と「PHP mail() 関数を使用してメールを送信する。」のいずれかを選択するのですが、今回は外部のSMTPサーバを利用して送信しますので「WordPressの全てのメールをSMTP経由で送信する。」が選択されていることを確認して下さい。

From Email : あなたのメールアドレスを入力する(gmailやyahooなど)
From Name : あなたの企業の名前やサイトの名前を入力しましょう
メーラー : 「WordPressの全てのメールをSMTP経由で送信する。」にチェックを入れる
Return Path : 「Set the return-path to match the From Email」にチェックを入れる

SMTP設定を行う

SMTP ホスト:あなたの使用しているメールサーバーのホスト名を入力する(※各メールサーバー毎に入力する内容が異なります、以下「補足」参考)
SMTP ポート:あなたの使用しているメールサーバーのポート番号を入力する(※各メールサーバー毎に入力する内容が異なります、以下「補足」参考)
暗号化:「SSLを使用する。」を選択する
認証:「ON: SMTP認証を使用します。」を選択する
SMTP Username:メールサーバーに登録しているメールアドレスを入力してください(※各メールサーバー毎に入力する内容が異なります、以下「補足」参考)
SMTP Password:メールサーバーに登録しているパスワードを入力してください(※各メールサーバー毎に入力する内容が異なります、以下「補足」参考)

設定が完了したら「Email Test」タグからテストメールを送信してみましょう

補足(参考用メールサーバー設定例)

XServerの場合

SMTP Host:設定完了メールに記載されている「メールサーバー」を入力してください。
※サーバーパネル内「サーバー情報」に記載の“ホスト名”と同一です。
例)sv***.xserver.jp
SMTP Port:465
Encryption:「SSLを使用する。」を選択する
Authentication:「はい: SMTP認証を使用します。」を選択する
Username:メールアカウントの追加にて設定したメールアドレス(ドメイン名を含む)を入力してください。
例)user@example.com
例)info@example.com
Password:メールアカウントの追加にて指定したパスワードを入力してください。
詳しくは、 こちらのページをご覧下さい。

Google Apps(Gmail)の場合

SMTP Host smtp.gmail.com
SMTP Port 465
Encryption 「SSLを使用する。」を選択する
Authentication 「はい: SMTP認証を使用します。」を選択する
Username あなたのGmailのメールアドレスを入力してください

Yahoo!メールの場合

SMTP Host:smtp.mail.yahoo.co.jp
SMTP Port:465
Encryption:「SSLを使用する。」を選択する
Authentication:「はい: SMTP認証を使用します。」を選択する
Username:あなたのYahooのメールアドレスを入力してください
Password:あなたのYahooにログインする際のパスワードを入力してください

まとめ

WP Mail SMTPプラグインを使用することでWordPressが動作しているサイトのドメインを使ったメールアドレス宛てしか送信できない環境であっても外部のメールアドレス宛てにメールを送信することができるようになります。ウェブサイトを独自ドメインで運用される場合は独自ドメインメール設定にて使用されると思いますが、メールの送信元について、SMTP認証で使用したサーバーがGmailの場合はGmailのアドレスとなるようです。フリーメールを設定に使用される場合はこの点についてご注意下さい。


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